【ネタバレ】『兄だったモノ』の結末を最終話まで徹底解説！聖の正体と怪物の謎も考察

漫画『兄だったモノ』の複雑なストーリー、衝撃的な展開に「結末はどうなるの？」「あの怪物の正体は？」と気になっていませんか？登場人物たちの歪んだ愛情が絡み合い、誰を信じればいいのか混乱している読者も多いはずです。

この記事では、そんなあなたのために『兄だったモノ』の最新話までの全ネタバレと、物語の核心に迫る考察を徹底的に解説します。

この記事を読めば、以下のことが分かります

まずは結論！『兄だったモノ』ネタバレ速報

『兄だったモノ』の物語の核心に迫るネタバレを最初にまとめます。この物語の最大の謎と結末は以下の通りです。

「兄だったモノ」の正体は聖の罪悪感が生んだ怪物

物語を通して登場人物たちを苦しめるグロテスクな怪物の正体は、亡くなった兄・騎一郎の亡霊そのものでした。

騎一郎は生前、関わる人間によって人格が大きく変わる、多様な仮面を持つ青年でした。聖のことを心から愛しており、「彼を道連れにして一緒に死にたい」という歪んだ独占欲と、「彼にずっと生きていてほしい」という純粋な愛情という、二つの矛盾した想いを抱えていました。その相反する感情が、死後、聖を守ろうとしたり傷つけようとしたりする、不安定な亡霊として現れたのです。

 聖は被害者で加害者。歪んだ愛の連鎖の中心人物

本作のキーパーソンである聖は、単なる悲劇の被害者ではありません。幼少期に叔父から受けた性的虐待という壮絶な過去を持つ「被害者」であると同時に、そのトラウマから他人を巧みに虜にし破滅させてきた「加害者」でもあります。

彼の周りで起こる不幸な出来事は、彼が中心となって生み出される「歪んだ愛の連鎖」の結果であり、物語の複雑さと恐怖の根源となっています。

物語は未完結！結末はまだ描かれていない

多くの謎が明らかになりましたが、『兄だったモノ』の物語はまだ完結していません。

2025年10月17日現在、原作が連載されている漫画アプリ「GANMA!」では物語が続いており、最終的に聖や鹿ノ子たちがどのような結末を迎えるのかは、まだ誰にも分かりません。

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【兄だったモノ 作品情報】を総まとめ

一度読み始めると止まらないと話題の漫画『兄だったモノ』。ここでは、作品の基本情報から、その魅力と特徴までを詳しくご紹介します。

作品の概要と特徴

本作は、亡き異母兄の恋人だった青年・聖（ひじり）と、兄の妹である主人公・鹿ノ子（かのこ）の関係を軸に描かれる物語です。

序盤は切ない恋愛譚のように見えますが、聖の背後に現れるグロテスクな怪物の登場により、物語は一気に予測不能な心理ホラーへと変貌します。単なる恐怖漫画ではなく、登場人物全員が抱える「トラマ」や「歪んだ愛情」を深く掘り下げる重厚な人間ドラマが特徴です。被害者と加害者の境界線が曖昧になっていく中で、読者は誰を信じれば良いのか分からなくなる、唯一無二の読書体験を味わうことができます。

受賞歴・評価

『兄だったモノ』は、その独創的なストーリーと読者の心を抉るような心理描写が高く評価されています。

特に、「次にくるマンガ大賞2023」のWebマンガ部門にノミネートされたことは、本作が漫画ファンの間で大きな注目と支持を集めている証拠です。この賞は読者投票によって「次にヒットするであろう漫画」を選ぶものであり、ノミネートされたこと自体が作品の面白さと質の高さを物語っています。

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【兄だったモノ 登場人物】と歪な相関図

本作の魅力は、全員が何かしらの歪みを抱えた登場人物たちです。ここでは、物語の中心となるキャラクターと、彼らの複雑で歪な関係性を解説します。

主人公：東雲 鹿ノ子（しののめ かのこ）

本作の主人公である女子高校生。当初は家庭環境への復讐心から、亡き異母兄・騎一郎の恋人であった聖に近づきます。しかし、彼の抱える心の闇に触れるうちに、その目的は「聖を守る」という純粋な愛情へと変わっていきます。物語を通して、か弱い少女から、自らの意志で運命を切り開く強い女性へと成長していくキャラクターです。

物語の鍵：中眞 聖（なかま ひじり）

騎一郎の元恋人であり、物語の全ての謎の中心にいる美青年。儚げで優しい印象とは裏腹に、幼少期の虐待が原因で、他者を惹きつけては破滅させる「魔性」の魅力を持つ危険な人物です。被害者でありながら加害者でもあるという、非常に複雑な二面性を持っています。彼自身が生み出した怪物に苦しめられています。

 呪いの元凶？：東雲 騎一郎（しののめ きいちろう）

鹿ノ子の亡き異母兄で、聖の元恋人。物語開始時点ですでに故人です。妹思いの優しい兄という顔の裏で、聖に対しては常軌を逸した独占欲と執着心を持つ、暴力的な一面を隠していました。彼の歪んだ愛情と計画的な死が、聖に深い罪悪感を植え付け、物語の全ての元凶となりました。

南 カンナ（みなみ かんな）

騎一郎の大学時代の元恋人。鹿ノ子と同じく怪物を視認できる人物です。常識的で面倒見が良く、当初は鹿ノ子と対立しますが、すぐに最も信頼できる協力者となります。

藤原 頼豪（ふじわら らいごう）

カンナの知人で、副業で僧侶をしているデザイナー。強力な霊能力を持ち、物事の本質を見抜く鋭い洞察力で、鹿ノ子たちを論理的にサポートする頼れる存在です。

西迫 正義（さいさこ まさよし）

聖の高校時代の元恋人で、彼に異常な執着を見せる男。聖に暴力を振るうなど、物語の悪役として登場しますが、彼自身も聖によって人生を狂わされた被害者の一人です。

犬上 静真（いぬがみ しずま）

聖の担当編集者。聖を神のように崇拝しており、その行き過ぎた献身は次第に狂気を帯びていきます。「聖を守る」という大義名分のもと、常軌を逸した行動をとるようになります。

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【巻数別】『兄だったモノ』のネタバレあらすじ

物語の核心に触れる、各巻のネタバレあらすじをまとめました。物語がどのように進んでいくのか、時系列でご紹介します。

1巻：不気味な恋の始まりと怪物の出現

亡き異母兄・騎一郎の恋人であった聖。彼を案じて広島を訪れた主人公・鹿ノ子でしたが、そこで聖に寄り添う正体不明の怪物を目撃します。聖自身はその存在に気づいていません。鹿ノ子は直感的に怪物が兄であると感じますが、その怪物は聖を線路へ突き飛ばしたり、自傷行為をさせたりと、明らかに命を狙う行動を繰り返します。切ない追悼から始まる物語は、一人の男を巡る歪な三角関係の心理ホラーへと一変するのでした。

2巻：協力者の登場と聖の過去の断片

事態を解決するため、鹿ノ子に心強い協力者が現れます。一人は騎一郎の元恋人で、同じく怪物を認識できる南カンナ。もう一人は、彼女が紹介した霊能力を持つ僧侶・藤原頼豪です。調査を進める中、頼豪の霊視によって「サイサコマサヨシ」という謎の人物名が浮上。さらにカンナの口からは、聖自身が過去に関わる人間を次々と狂わせていたという不穏な噂が語られ、物語の謎はさらに深まっていきます。

3巻：兄になりきる鹿ノ子と聖の異変

聖の心を取り戻したい一心で、鹿ノ子は自らのアイデンティティを捨て、髪型や言動を亡き兄・騎一郎そっくりに真似るという痛々しい選択をします。その甲斐あって聖は心を開きかけますが、そこに聖の過去を知る男・西迫正義が襲来。さらに聖は、「自分だけが怪物の姿を認識できていない」という疎外感に気づいてしまい、彼の精神は鹿ノ子への不信感と共に、徐々に不安定になっていきます。

4巻：食い違う証言と聖への疑惑

東京で西迫と合流した一行は、彼の口から衝撃の事実を聞かされます。西迫が聖を襲った際、怪物は現れたものの「実体がなかった」と彼は証言。しかし、鹿ノ子たちは怪物が物理的に聖に危害を加えるのを目撃しています。この矛盾から、西迫は「一連の事件は、聖による自作自演ではないか」という恐るべき仮説を立てます。聖が純粋な被害者ではない可能性が浮上し、物語は新たな局面を迎えます。

5巻：鹿ノ子の壮絶な家庭環境が判明

聖の担当編集者・犬上が西迫を刺すという事件が発生。混乱の中、聖を連れて実家へ逃げ帰った鹿ノ子でしたが、そこで彼女を待ち受けていたのは地獄でした。聖は、鹿ノ子が父の不倫によって生まれた子であり、義母から日常的に虐待を受けていたという壮絶な過去を知ります。兄だけが唯一の救いだった鹿ノ子の告白。全ての居場所を失った二人は、聖の「一緒に死んでほしい」という言葉に導かれ、破滅的な逃避行へと向かいます。

6巻：聖が語る性的虐待の過去

心中を決意した二人の前に、不気味な子供の霊が現れます。その子供に促されるように、聖はこれまで固く口を閉ざしていた自らの過去を語り始めました。幼い頃に引き取られた先の叔父から常習的な性的虐待を受けていたこと。そして、その事実を唯一の肉親である祖母に打ち明けた際、「お前が誘ったのだろう」と逆に責められ、心を完全に壊してしまったこと。彼の歪んだ行動のすべてが、この絶望的な裏切りから生まれた復讐心によるものだったのです。

7巻：聖の告白と、兄の本当の顔

鹿ノ子と聖、二人きりの「心中旅行」が始まります。プラネタリウムや動物園を巡るその旅は、死へ向かう絶望的なものであるはずが、家族との幸せな思い出を持たない鹿ノ子にとっては、皮肉にも束の間の幸福な時間でした。

しかし、その穏やかな時間は、聖の口から放たれた残酷な告白によって打ち砕かれます。「騎一郎が本当に好きだったのは、君だった」と。聖は、自分はずっと鹿ノ子への嫉妬を抱えていたと明かし、「大嫌いだった」という言葉と共に、一方的に彼女を突き放しその場を去ってしまいます。

一人になった聖の前に、亡き兄・騎一郎の幻影が現れます。そこで聖は、病気の騎一郎を失いたくないあまり、自傷行為を繰り返して彼を家に縛り付け、閉じ込めていたという自らの罪を吐露するのでした。騎一郎の幻影に死を促され、自ら命を絶とうとする聖。しかしその寸前、駆けつけた鹿ノ子が「死ぬなんて絶対に許さない」と、魂の叫びで彼を現実に引き戻します。

その瞬間、突如現れた怪物が騎一郎の魂（ゴンちゃん）を喰らい、消滅。一行は、この全ての元凶である兄・騎一郎の多面性、その誰も知らない本当の顔を解き明かさなければ、根本的な解決には至らないと悟るのでした。

8巻：兄の日記と、全ての真相

聖を救い出したはずの鹿ノ子たちでしたが、平穏は訪れません。聖の前に再び騎一郎の幻影が現れ、その魂は未だ断ち切れていなかった兄の未練に引かれるように、現実と幻覚の境界線が溶け合う甘美な悪夢の中へと連れ去られてしまいます。

一方、鹿ノ子は兄である怪物のこれまでの行動を振り返り、ある重大な矛盾に気づいていました。聖を助けようとしたかと思えば、殺そうとする。その一貫性のない行動の裏には、まだ自分たちが知らない兄の本当の想いが隠されているのではないか。

「騎一郎が生前何を考えて死んでいったのかを知らない限り、聖を本当の意味で救うことはできない」。そう確信した鹿ノ子は、全ての始まりの地である広島へと再び向かうことを決意します。そして一行はついに、全ての謎を解き明かす鍵となる騎一郎の日記を発見。しかし、そこに綴られていたのは、優しい兄の思い出などではありませんでした。彼が犯した罪の告白と、あまりにもおぞましい懺悔の言葉だったのです。

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読者のリアルな【兄だったモノ 感想】まとめ

一度読み始めると止まらないと話題の『兄だったモノ』。SNSやレビューサイトでは、読者から様々な感想が寄せられています。ここでは、特に多く見られた声をピックアップしてご紹介します。

「怖すぎるけど先が気になる」との声が多数

最も多く見られる感想が、「とにかく怖い」というものです。しかし、それはお化け屋敷のような驚かせる怖さではなく、人間の内面に潜む狂気や執着を描く心理的な恐怖です。

「本当に怖いのは生きている人間」という言葉を体現したような物語に、読者は背筋を凍らせながらも、予測不能な展開と巧みな伏線によって「続きを読む手が止まらない」「怖いのになぜか惹きつけられる」と、その魅力に引き込まれています。

「登場人物が全員クレイジー」という感想も

本作には、単純な善人や悪人は一人も登場しません。主人公の鹿ノ子を含め、登場人物の誰もが歪んだ愛情やトラウマを抱えており、常軌を逸した行動をとります。

読者からは「まともな人がいない」「全員クレイジー」といった声が上がる一方で、その狂気的なキャラクターたちの背景にある悲しい過去や人間らしさに、不思議と共感や魅力を感じてしまうという意見も多く見られます。

「文学的で考察が楽しい」と高評価

『兄だったモノ』は、単なるホラー漫画ではなく、非常に知的な作品としても高く評価されています。作中には谷崎潤一郎や太宰治といった文豪の作品や、クラシック音楽からの引用が散りばめられています。

こうした文学的な要素と、誰の視点が真実なのか分からなくなる複雑な物語構造が、読者の考察意欲を刺激。「あのセリフの意図は？」「怪物の正体は？」といった「考察」がコミュニティサイトやSNSで活発に行われており、それを楽しむファンが多いのも本作の大きな特徴です。

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【兄だったモノ 見どころ】3選

『兄だったモノ』がただのホラー漫画ではない理由、それは物語の奥深さにあります。ネタバレを知ることで、より深く味わえる本作の核心的な見どころを3つに絞ってご紹介します。

見どころ①：トラウマと歪んだ愛の連鎖

本作の本当の恐怖は、超自然的な怪物ではなく、登場人物たちの心に深く刻まれた「トラウマ」にあります。聖が受けた性的虐待、鹿ノ子が育った機能不全の家庭。それぞれの過去の傷が、彼らの愛情を「所有欲」や「自己破壊」といった歪んだ形に変えてしまいます。

被害者であった聖が、無意識に他者を傷つける加害者になってしまうように、本作では「被害者と加害者の境界線」が非常に曖昧です。トラウマが生み出す負の連鎖が、単純な善悪では割り切れない、リアルで恐ろしい人間ドラマを生み出しています。

見どころ②：信頼できない語り手と謎の構造

この物語は、誰の視点が真実なのか、読者を常に混乱させる巧みな構造で描かれています。例えば、亡き兄の好物であったはずのオムライスについて、登場人物たちの記憶が全員食い違うなど、客観的な真実が一つも存在しないことを示唆する場面が多々あります。

これは芥川龍之介の小説『藪の中』のように、複数の「信頼できない語り手」によって物語が構成されているためです。読者は探偵のように、矛盾した証言の断片から「本当は何が起きたのか？」を考察することを強いられます。この謎解きの過程こそが、本作の最大の魅力の一つです。

見どころ③：文学作品からの巧みな引用

作者のマツダミノル氏は、物語の要所で太宰治や井伏鱒二といった文豪の作品を巧みに引用します。特に、聖が自らと騎一郎の関係を井伏鱒二の『山椒魚』になぞらえ、閉鎖的な岩屋から出られなくなった共依存関係を語るシーンは圧巻です。

これらの文学的な引用は、単なる装飾ではありません。登場人物たちの複雑な心理や、物語の根底に流れる哲学的なテーマを深く理解するための重要な鍵となっています。知的な仕掛けが、本作を単なる漫画から文学作品の域へと高めているのです。

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『兄だったモノ』はどこで読める？お得な方法

出典：コミックシーモア

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『兄だったモノ』ネタバレに関するQ&A

『兄だったモノ』のネタバレを読んで、さらに気になった疑問にQ&A形式でお答えします。

聖の本当の目的は何だったの？

聖の行動は、単一の目的によるものではありません。彼の行動原理は、「幼少期のトラウマからの復讐」と「自己破壊的な自殺願望」という、二つの矛盾した感情から成り立っています。

自分を虐待した叔父と同じ特徴を持つ人間を破滅させることで復讐を果たそうとする一方で、心の底では罪悪感に苛まれ、常に死を望んでいました。彼が引き起こす事件の数々は、歪んだ形でのSOSであり、彼自身の苦しみの表れだったのです。

結局一番怖いのは誰？

多くの読者が指摘するように、この物語で一番怖いのは、怪物ではなく「生きている人間」です。聖や騎一郎、鹿ノ子の両親など、登場人物たちが抱える心の闇、執着心、そしてトラウマが生み出す狂気が、超自然的な存在を凌駕するほどの恐怖を生み出します。

特に、愛という名の下に行われる支配や自己満足の恐ろしさが克明に描かれており、人間の心理こそが最大のホラー要素であると結論付けられます。

アニメ化の可能性はある？

2025年10月現在、『兄だったモノ』のアニメ化に関する公式な発表はありません。

しかし、本作は「次にくるマンガ大賞2023」にノミネートされるなど、非常に高い人気と評価を得ています。その独創的で中毒性の高いストーリーは、映像化にも向いていると言えるでしょう。読者からの支持も厚いため、今後のアニメ化の発表には大いに期待が持てます。

まとめ：『兄だったモノ』は考察必須の心理ホラー

『兄だったモノ』は、単なるネタバレだけでは語り尽くせない、非常に奥深い心理ホラー作品です。物語の本当の恐怖は、登場人物たちの心に潜むトラウマと歪んだ愛情の連鎖にあります。

誰が被害者で誰が加害者なのか、何が真実で何が嘘なのか。読者は常に問いかけられ、物語の謎を解き明かす「考察」という行為に引き込まれます。もしあなたが、ただ怖いだけではない、心に深く突き刺さる物語を求めているなら、本作は間違いなく読むべき一作です。